インバウンド

EIMONの楽苦我記

李英門のビジネス活動の記録です。

#194 受け入れる側の姿勢:異文化理解の重要性

昔も今も変わらないのは、「受け入れる側の姿勢」なのかもしれない。

以前、お台場の商業施設で「外国人の癖や文化を知るヒント」を行いました。

・なぜ、外国人客は試着室に土足で入るのか。

・なぜ、周りが驚くほど大きな声で話すのか。

・なぜ、買わない店内の椅子を長居して使うのか。

・なぜ、唾を吐くのか、値切ったりするのか――。

それぞれに文化的な理由がきちんとあると聞けば、なるほど納得です。

ほとんどが相手は悪いと思っていない、
ダメだとも思っていないことでした。

であれば、ダメですよと教えることが重要なのです。


理由を知れば、対策も見えてきます。




💡一部地域では「もうこれ以上、外国人は来てほしくない」と地元住民が声を上げるケース


行政の入札で地方へ行った時、そんな言葉を直接聞き、
「根っこは昔と大きくは変わっていないのかも」と感じた瞬間でもありました。

2025年の日本は、ついに訪問日外国人人数が3,165万人(1ヶ月~9ヶ月)、
年内には4,300万人も視野に入って過去最高のペースでゆっくりしてます。

観光地では、遠慮やマナー問題が目立つ方、国や自治体も「観光客の分散誘導」「住民と連携した地域づくり」「より多様な体験型コンテンツの開発」など様々な立場を推進しています。

限定「数」を追い求めるから、「質」と「持続可能性」、
そして時代「共に知り、歩み寄る」新しい段階を見据えているを、
現場で強く覚悟する今日この頃です。

物理的な「オーバーツーリズム」はもちろんですが、
「受け入れる側の心のキャパシティ」も一緒に進化しないと、
本当に持続可能なインバウンドにはならないと思います。

危機感を感じています。

ここは新宿


株式会社インジェスター 李英門

#193 ジャイアンツタウンの魅力と次世代への期待

この日は仕事でジャイアンツタウンへ。

建設中に前を通ったことはあったものの、訪れるのは今回が初めてでした。

 

f:id:EIMON:20251107185954j:image

 


ちょうど秋季キャンプの真っ只中ということもあり、多くのファンの方々で大賑わい。

改めて、野球が人を集める力を感じました。

 

f:id:EIMON:20251107190044j:image
f:id:EIMON:20251107190051j:image
f:id:EIMON:20251107190047j:image

 


以前、ジャイアンツ球場を訪ねた時も「立派な施設だな」と思ったものですが、今回のジャイアンツタウンで(新球場)はそれを遥かに超えるレベル。

 

ジャイアンツタウン(新):二軍球場

ジャイアンツ球場「旧」:三軍球場

 


人工芝グラウンドは、まるでアメリカ・メジャーリーグの球場を思わせる雰囲気。

 


ブルペンはライト側の屋内に設置され、選手たちにとってより良い環境が整っていました。

旧球場時代のレフト側屋外ブルペンが懐かしく感じられます。

 

f:id:EIMON:20251107190059j:image

 


観客席は全て背もたれ付き。

屋根もあり、さらにエキサイティングシートまで!

 


野球観戦の快適さが一段とアップしています。

 


入口には長嶋茂雄終身名誉監督の大きな写真も飾られ、思わずカメラを向けずにいられませんでした。

 

 

f:id:EIMON:20251107190115j:image

 

こうして伝説は受け継がれていくのですね。

 


その後は徒歩でジャイアンツ球場へ。

 

f:id:EIMON:20251107190141j:image
f:id:EIMON:20251107190144j:image

 


20分ほど歩いて辿りついてみると、外野が一面消えていてビックリ!

 

f:id:EIMON:20251107190204j:image
f:id:EIMON:20251107190207j:image

 


「え、この球場、使わなくなるの?」

と一瞬焦りましたが、今は40年ぶりに天然芝を張り替えるための工事中とのこと。

 


来年春までは使用できないそうです。

 

天然芝のグラウンドにこだわってきた伝統。

 

意外にも改めて気づかされました。

 


ちなみに、当社(インジェスター)からは外国人育成選手向けの通訳者を派遣しており、スタッフに何かあればサポート訪問も行なっています。

今日はその日でした。

 


帰り道でかつて在籍した外国人育成選手(15年前!)の手形サインを発見。

 

f:id:EIMON:20251107190222j:image

#106 リン・イーハウ選手

 

当時を思い出しつつ、新たに現役の育成選手へのサポートをしっかりしようと心に誓います。

 


今は育成選手として汗を流す時!

来シーズンの支配下登録、そして東京ドームでの大活躍を心から願っています!

 


【インバウンドの視点として】

近年ジャイアンツ球場やジャイアンツタウンは、日本野球の聖地として海外観光客からも注目を集めています。

 


プロ野球観戦は、日本文化体験の一つとしてインバウンド需要も拡大中。特に春季・秋季キャンプや球場限定グッズ、日本独自の応援文化は、多くの外国人旅行者にとって忘れられない思い出になっているようです。

 


今後、新スタジアムや球場ツアー、体験型イベントなど観戦以外でも楽しめる仕掛けがいっそう進化し、国内外からの来場者がさらに増えることが期待されています。

 


野球の国際化が進む中、現場で出会う偶然や交流が、日常を少しだけ特別なものに変えてくれますね。

 


偶然や出会い、そして「交流」こそが、スポーツのもたらす大きな魅力なのかもしれません。

 

f:id:EIMON:20251107190305j:image


株式会社インジェスタ

李英門

 

 

#192 お悩み相談室 〜会社がやりたい仕事をさせてくれない〜

最近、知人からこんな相談を受けました。

「自分がやりたい仕事があるけれど、会社がさせてくれない。どうすれば良いのでしょうか。」

自分の希望通りに仕事をさせてもらえない!
誰もが一度は通る悩みかもしれません。

このケースには大きく2つの意味合いがあると思います。

ひとつ目は、
会社が「あなたの幅を広げたい」と考えている場合です。

他の仕事も経験した方が、将来どんな状況でも潰しがきく人材になれる。
つまり、会社としてもあなたの成長を願っている証しとも言えます。

そう考えると、感謝の気持ちが湧いてくるかもしれません。
会社もまた、こうした多様な経験を通して代わりの人材を育てる必要があるから、判断しているのでしょう。


もうひとつは、
誰かがそう仕向けている場合。

もしかすると、「君とはやりづらい」と思っている人がいるのかもしれません。

そう仕向けいる人物は、長年現場に携わっていて、
人当たりもとても良く仕事もめちゃできる中堅。

そして、決定権を持つ人にとりつくのが上手な賢いタイプ。
組織の中ではこんなタイプは必ずいますし、出世します。
組織はそのように成り立ってます。

「今は」思い通りに行かないと思うのかもしれませんが、
いずれのパターンも、時間の流れとともに見えてくることが多いですね。
そして、最後は「本物」が勝つのです。

無理に動こうとせず、少し肩の力を抜いてみるのがおすすめです。

転職しよう!

なんて、まだ思ってはいけません。

焦らず、あまり考えすぎず行動すること。
ケセラセラ──なるようになる、くらいの気持ちが一番です。

でも、体を壊すまでの我慢は不要です。

そうなる前に、信頼できる人に相談する事です。
または、他で夢中になれることを探す。

肩肘張らず、今この瞬間を一つのイベントと同じように楽しめれば、きっと道は開けてくる!

大好きな景色 レインボーブリッジから見えるビル群

そのように、アドバイスをしました。

株式会社インジェスター 李英門

#191 今日はスーパームーンの日!

アメリカの農事暦では「ビーバームーン」とも呼ばれる11月の満月。

アメリカの先住民が冬の準備を始める時期にちなんで、この名前がついたそうです。

ビーバーが巣作りや毛皮を得るための時期、つまり「冬支度の合図」とも言われています。

上手く撮れなかったので、ウェザーニュースのサイトからお借りしました。

ビーバームーン! ウェザーニュースサイトより

今年は満月を追いかけて数ヶ月経ちますが、今年も来月の満月で終わりですね。

次回はちゃんと見たいと思います。

実は、このスーパームーン、日本でも観光イベントとして注目されています。

淡路島の「うずしおクルーズ」では、昨年、スーパームーンの夜に特別なナイトクルーズが開催され、船上で満月とプロの音楽家による生演奏を楽しんだそうです。

都会の喧験から離れ、自然と星空に包まれる体験は、訪日外国人にも人気です。

また、東京や箱根などでは、スーパームーンをテーマにした限定メニューも登場。
月見バーガーや秋限定のスイーツなど、観光地ならではの演出も楽しめます。
秋の夜長、月の光を浴びながら、心も体もリフレッシュするひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。


株式会社インジェスター 李英門

#190 アメリカンな1日!

この日は成田空港でお仕事をする予定が、まさかの線路内トラブル。


空港アクセスの要ともいえる鉄道で車両が立ち往生し、
運転再開まで予想以上に時間がかかってしまったようです。

空港に向かう方々も大変だったのでは……。
どうか皆さま、ご無事で。

行先変更で途中下車。

佐倉駅前のカフェに立ち寄りました。

開店前だったのに、やさしく迎えていただき、少しフライングでご案内。
こういう親切は本当にうれしいですね。感謝…!


アメリカンコーヒーを注文。


そうしたら、想像以上のアメリカンコーヒーが登場!
しかも、「波波」

アメリカンなアメリカン!

カップまでアメリカンとは!

コーヒーの量も多くてありがたい。
しかも、美味しいのです。

ついつい長居してしまいましたが、仕事は驚くほど捗りました。

なかなか立ち寄ることがない場所ではありますが、
もし機会があればまた来たいですね。


こういった偶然の出会い、日常の中で小さな発見を与えてくれます。



今年の成田空港は「エアポートカフェNODOKA」や「DEAN & DELUCA CAFE」など新しいカフェも続々オープン。

国内外からの旅行客—特に海外からのインバウンド需要が過去最多とも言われる中、多様な味わいと空間を楽しめるのが魅力です。

空港のカフェではアメリカンコーヒーはもちろん、
世界からの旅人と地元の方が一緒にくつろげる場所が増えています。

今やカフェはフライトまでの“立ち寄り所”を超え、日本や海外の文化が交差する「特別な空間」になっています。

観光のお客様はもちろん、ビジネスや地元利用でも新しい出会いが生まれていますよ。


電車トラブルで目的地まで行けませんでしたが、
偶然な体験に感謝。

入店時は日差しも強く明るかったのに。。。
帰る頃はすっかり日も暮れていました。。。


株式会社インジェスター 李英門

#189 養老渓谷の秋を見に行こう!

最近、ますます「自然にふれる時間の豊かさ」を感じるこの頃です。

今年5月から始めた町おこしの取り組みで、
養老渓谷という千葉の中房総に足を運び、
普段経験しない発見や心に残る体験とたくさん出会えました。

里山体験!

道半ばとはいえ、やってみたいことは山ほどあります。

そのすべてを形にしたい
――そんな思いで、日々ワクワクしながら過ごしています。

養老渓谷は都心から日帰りで行ける自然豊かな渓谷地帯で、
何より“関東で最も紅葉が遅くまで楽しめる場所”としても有名です。




ここでは11月下旬から12月上旬にかけて紅葉のピークを迎え、
粟又の滝や中瀬遊歩道など見どころ満載。

小湊鉄道のレトロな列車で山里をのんびり走る時間もまた貴重で、
秋の柔らかな光と山の赤や黄色のグラデーションが車窓に広がります。

そろそろ小湊鉄道の列車にも暖房が入る時期ですね。

沿線のトロッコ列車は今年も国内外の観光客に人気で、
海外からのお客様も、写真を撮ったり、紅葉を楽しんだりと大盛況でした。

最近は「カレーツーリズム」のように、一つのご当地グルメや自然体験を目的に海外から訪れる旅行者も増加中。

特に養老渓谷周辺の温泉やローカルグルメは、
インバウンド向けパンフレットやSNSでも注目されています。

温泉でほっこりしつつ、紅葉の名所を巡る外国人ツアーも盛況で、
地元の方のガイドによる特別ハイキングや英語対応の温泉宿も増えているそうです。

夏は沢遊びやハイキングを思う存分楽しみましたが、
秋から冬はまた違う風景、澄んだ空気と静けさの中での自然観察が何よりのごちそうです。

「カツ=勝つ」と縁起を担いで大事な仕事前日のランチにカツカレーを選ぶように、新しいことへ挑戦する時も、身近な季節の変化や小さなワクワクからパワーをもらいたいと思います。

皆さんも、ぜひ秋の養老渓谷と沿線の旅へ。

色づく渓谷、レトロ列車、おいしい地元グルメ。


そして、小湊鉄道里見駅から歩いで10分。
加茂運動広場にある「里味発見市場」

直売所として週末限定でオープンしています!

新鮮野菜が驚きの価格で!


――心も体も温まるひとときを過ごしていただければ嬉しいです。

この季節、みなさんはどんな食べ物や旅にハマっていますか?

今の季節だから体験できるイベントや味、自然との出会いをぜひ共に満喫しましょう。

株式会社インジェスター 李英門

【インバウンド・養老渓谷観光 参考】

#188 ある定食屋にて🍚

夜ご飯を食べに出かけました。

いわゆるレストランというよりは、定食屋さんに近いコンセプトのお店。
家族連れでも、おひとりさまでも入りやすい場所です。

定食をしっかり楽しむのもよし、一杯飲むこともできます。
この日は、家族と2人でシンプルに定食目当てで訪れました。

席に着いて間もなく、後ろの席から赤ちゃんの泣き声が聞こえました。
―ああ、懐かしいな。こんなこともあったな、と最近よく思うのです。

しかし、泣き止む気配はなく…
背もたれが高い席だったこともあり、様子を見るわけにもいかず、ただ黙っていると余計に泣き声が大きく響きます。

親がいる気配はあるのですが、あやす声は全く聞こえてきません。
周囲のお客さんも、だんだん気になり始めたようで、ちらちらと後ろを振り返るムードに。

私が「すみません!」と店員さんを呼んだ瞬間、周りの方は「いよいよ注意するのか!?」と期待の眼差しを送ってきました。
…が、「お茶いただけますか~」と注文したため、みんな、ちょっと肩透かし。

見事なタイミングで笑ってしまったエピソードでした。

このような時、どうするのが正しいのかは一概に語れませんが、
「自分ならどうするだろう?」
と考えてしまいます。

結局、長いこと滞在した泣き声の赤ちゃんファミリーが帰ると、なんだか急に寂しくなったのも事実。

そして、最高に美味しかったです!

カキフライ・ロースカツ定食

最近は都内・観光地の飲食店でも、インバウンド需要が増えています。

ファミリー層の来店も多く、ベビーカーや子連れの方が安心して利用できる「キッズ・デー」を設ける店も増えているとか。

また、外国人観光客向けにも、写真付きメニューや多言語対応のタッチパネル券売機、QRコード注文なども普及しています。

子どもが泣いてしまう場面は、どこの国でも起こることで、店の雰囲気によって受け入れ方が違うもの。

日本でも、「泣いている場合は一旦外へ出るべき」と考える方もいれば、
「親がきちんと対応していれば気にならない」という声も。

最近は、親御さんのちょっとした配慮で、周囲が温かく見守る空気も増えてきたように感じます。

秋の夜長、さまざまな味や体験で、
皆さまにあたたかなひとときを楽しんでいただければと思います。


株式会社インジェスター 李英門

#187 11月が始まりました!

今年も残すところあと2ヶ月ですね。

毎日があっという間に過ぎていく中で、
カレンダーの残りの枚数を見るたびに、なんだか少しソワソワした気持ちになります。

カレンダー

日本はアジアの中では珍しく旧正月春節)がない国です。

中国や韓国、ベトナム、台湾などでは旧暦のお正月が盛大に祝われますが、
日本だけは新暦の1月1日が一年のスタートになっています。

旧正月がある国々の皆さんは、年始の“お祝い”を2回味わう気分になることも多いのでしょうか。
それとも、しっかりと1回に集中できているのでしょうか。

ちなみに、次回の春節は2026年2月17日と例年より少し遅い日程。

インバウンドの業界では、この時期にあわせて多くの外国人観光客が日本を訪れることが予想されています。

特に東京、京都、大阪などの観光地では、春節休暇にあわせたイベントや限定メニュー、セールが行われるのが定番です。

最近では、夜景や紅葉、月の美しさを楽しむ「秋のライトアップイベント」なども人気で、春節の時期にも関連企画を準備するホテルや観光スポットが増えているようです。

日本のこうした四季折々の風景や文化を求めて、
世界各国からゲストがやってくる
――そんな光景が毎年の風物詩となりつつあるのを実感します。

本当の「正月ボケ」が春節のタイミングに重なりそうだな……
と少し心配しつつも、今年の残りの日々も、
たくさん楽しみながら過ごしていきたいと思います。


株式会社インジェスター
李英門

#186 カツカレーの口になっている

最近、ふと思うのは「口が変わったなあ」ということです。

20代の頃、実はカレーがあまり好きではありませんでした。

カレーのルーがズシッとお腹にたまるあの独特の満腹感が、
どうも好きになれなかったのです。

振り返れば若さゆえにガツンとしたものが好きなはずなのですが、
不思議とカレーだけは苦手でした。

それが今では、むしろカレーが好きになりました。
外で昼食をとる時、最近はカツカレーを注文してしまいます。

週1カツカレー


お店ごとに味もボリュームも本当に違うものですね。

カツカレーを食べる理由はもう2つ。

私はルーの量が足りず、「おかず」としてカツを楽しむ食べ方が多いのです。
平均的に少なめですので、できれば2割増しくらいにしていただければ嬉しいです!


そして、「カツ=勝つ」につながる「縁起担ぎ」の気持ちも
どこかにあるのかもしれません。

特に大切な仕事や節目の前日は、
ついカツ入りのメニューを選んでしまいます。

ちょっとした気持ちの切り替えにもなりますね。

みなさんは最近、どんな食べものにハマっていますか?

秋の味覚もどんどん美味しくなっていく季節。
都内や観光地のレストランでも、海外からの観光客が行列を作る人気カレー店や、
ご当地グルメ」を楽しむ姿をよく目にします。


最近では「カレーツーリズム」という言葉も聞かれるほど、
日本独自のカレー文化は海外からも注目されています。


最後に、少しユニークな体験を一つご紹介します。

先日USJではなく、TDRイクスピアリの飲食店で
ハロウィーン・ホラー・ナイト」をテーマにした装飾、スタッフの衣装で出迎えてくれました。

入りづらかった。。。


近づくと入口の仕掛けが動き、思わずビクッとなってしまいましたが、
こうした演出も秋の夜長にはぴったりです。


この季節、色々な味やイベントで、
心も体もあたたまるひとときを楽しんでいただければと思います。

株式会社インジェスター
李英門

#185 USJ訪問記 〜番外編〜

USJでの時間も終盤、遊び疲れたタイミングで、
再び入り口付近のハンバーガー屋に立ち寄りました。

店内は賑わいでいっぱいでしたが、
運よく建物と建物の間にある外の通路側の席が空いているのを発見し、
急いで確保しました。

ゆっくりとハンバーガーを味わいながら、ふと周囲を見渡すと、
何やらソワソワした雰囲気。

時計を見ると、ちょうど18時頃だったと思います。

この瞬間、館内アナウンスが流れ始め、
ハロウィーン・ホラー・ナイト」のスタートを告げていました。

「なんでもあり!」とはまさにこの時間を表す言葉です。

しかも、僕が座った外の席の横の通路がゾンビたちの“出入り口”だったようで、
気付けば多くのゲストが通路側に視線を送っていました。

偶然にも“ゾンビの登場スポット”になっていたとは全くのラッキーでした。

続々と放たれるゾンビたち!😱

パーク内には次々とゾンビたちが放たれ、
そのなかでもピエロ風のゾンビの姿が印象に残りました。

迫力満点の演出に、最後まで存分にUSJの雰囲気を味わうことができ、
「また訪れたい」と素直に思わせてくれる体験になりました。

インバウンド視点と秋のUSJ
この秋、日本では澄んだ空気に包まれた夜空が美しく、
全国の観光スポットでは月見イベントや紅葉ライトアップが外国人観光客にも好評です。

USJでも、ハロウィーンやホラーナイトを目当てに多くのインバウンド客が訪れています。

実際、今年もアジア各国や欧米からの観光客の姿が目立ち、
夜になると海外の方々がパーク内外で写真撮影や夜景鑑賞を楽しむ様子が見受けられました。

USJは英語、中国語、韓国語の多言語案内やインバウンド向けイベントにも力を入れており、
秋の夜イベントは国際色豊かな交流の場にもなっています。

また、キャストに声かけてみると、韓国や中国の留学生アルバイトの方が多くいました。
母国語での接客もできるのできっと活躍されているのでしょう。

ぜひ皆さんもこの季節、立ち止まってUSJの“夜”や各地の秋の景色をゆっくり味わってみてください。

晴れやかな気分と新たな発見が、きっと待っています。

ありがとう!

株式会社インジェスター 李英門

#184 9月の訪日外国人数 JNTO発表より

JNTOによる2025年9月の訪日外客数が発表され、日本の観光業にとって新たなマイルストーンが刻まれました。
9月として初めて訪日外国人旅行者が300万人を突破し、前年同月比でも13.7%増の326万6,800人という過去最高を記録しています。
さらに注目すべきは、1月から9月までの累計では3,165万500人となり、過去最速で3,000万人を突破したことです。

成田空港出発ロビー


各国市場の力強い成長

各国別では、中国が約77万5,500人と前年比18.9%増で際立つ伸びを見せており、
韓国が67万500人(2.1%増)、台湾が52万7,000人(12.0%増)と続きました。

特筆すべきは、中東地域が2万9,700人で単月過去最高を更新し、
前年比109.2%増という驚異的な伸びを記録したことです。

その他、18市場で9月として過去最高を記録しました。



観光市場復調の実感と変化の波

この数年で訪日インバウンド市場の状況は大きく変化し、
コロナ禍を境に多くの企業やサービスが新たな形へとシフトしました。

六本木ヒルズの現場でも、かつてインバウンド業務を牽引していたマンパワー型の通訳・接客派遣が必要とされなくなり、
今では無人カウンターや多言語案内システムが主流となっています。

私の会社としてスタッフを送り出したあの日々を思い出しながら、
改めて現代のインバウンド需要のダイナミズムを肌で感じました。

やっぱり高い!六本木ヒルズ


2025年9月の注目ポイント

9月は例年、夏場のスクールホリデーの直後であり、
訪日需要が落ち着く時期にあたります。
今年も東アジアで台風による航空便への影響がありましたが、
継続的な訪日旅行の人気の高まりが全体の需要を押し上げました。



消費の質的変化と新たな潮流

2025年のインバウンド消費には興味深い変化が見られます。

7〜9月の訪日客消費額は前年同期比11.1%増の2兆1,310億円となりましたが、
1人あたりの支出は伸び悩み、客数増が消費額を補う構造となっています。

全国百貨店協会が発表した免税売上高は2025年1〜3月期以降2期連続で前期から減少し、
円高傾向によって「靴・かばん・革製品」「宝石・貴金属」「時計・カメラ」などの高額品を中心に売上が減少しました。

一方で、「衣服」や「化粧品・香水」、「食料品・飲食店」が増加しており、
インバウンド消費は「日常使いの商品」と「体験型」へシフトしているとみられます。

Ginza


体験型観光の台頭

2025年のインバウンドトレンドとして「体験型消費」へのシフトが鮮明になっています。

観光庁の調査によれば、訪日外国人が事前に「一番楽しみにしていたこと」として、
「富士山」は「見る」だけでなく「登山・トレッキング」とセットで期待されており、
「京都」は「神社仏閣」「日本の生活・文化」と強く紐づいています。

また、「スロートラベル」という新しい旅行スタイルがトレンドになりつつあり、
旅行先に長期滞在し、地元の文化や生活に溶け込むことで深い体験を求める旅行者が増加しています。

東京や京都などの主要都市から離れた高山、倉敷、佐賀などの地方都市が
「セカンドシティ観光」地として人気を集めているのも、こうした背景があります。

こうした統計や現場の変化を目の当たりにしながら、
自分自身がチャンスを生み出し、
日本各地で外国人観光客にお役立ちできるサービスの提供を目指したいという思いが強まりました。

技術革新により効率化が進む一方で、訪日外国人が本当に求めているのは、
日本ならではの文化体験や地域との触れ合い、そして心のこもったサービスです。

これまでの経験とご縁に感謝しながら、変化の波とともに一歩ずつ前進していく決意です。

株式会社インジェスター 李英門

#183 秋の月に何を想う?

秋も深まり、

澄んだ空気が心地よい季節になりました。


帰り道にふと夜空を見上げると、

綺麗な三日月が静かに輝いていました。

 

 

f:id:EIMON:20251030083052j:image

 

普段は満月に目がとまりがちですが、

この日は三日月の柔らかな光が印象的でした。

 

最近、天候不順が続いていたせいか、

久しぶりによく月が見えました。

 

改めて思うのは、

月の美しさはやはり空が澄んでいることが条件ですね。

 

秋の夜空は空気が乾燥し、

星や月の輪郭が際立つ季節。

 

「月がこんなにも綺麗に見えるのは、

日本の自然がまだまだ豊かだからだ」

 

と実感できる瞬間です。

 

これからさらに空気が澄み、

星空も一段と美しくなっていきます。

 

秋は紅葉も進み、街歩きや観光にもぴったりのシーズンですね。

 

最近はインバウンド逆も、

夜景や紅葉を目当てに、日本の秋の魅力を堪能する外国人観光客の姿もよく見かけます。


ホテルや観光地では

「月見イベント」や「紅葉ライトアップ」を

実施している場所も増えているようで、

日本の“秋夜の美しさ”が国外にも広まっていることを感じます。

 

この季節、ぜひ立ち止まって夜空を見上げ、

美しい月や星、そして色づく木々を楽しんでみてください。


きっと心も穏やかになり、新たな発見があるはずです。

 

株式会社インジェスタ
李英門

#182 USJ訪問記その3

今回のユニバーサル・スタジオ・ジャパン訪問で、
接客の視点から感じたことをいくつか書いてみたいと思います。

ユニバーサルスタジオジャパン


まず少し意外だったのは、「サービスの細やかさ」について。

実は、私自身のミスで
あるアトラクションのプレミアチケット専用入口に間違えて向かってしまいました。

最初のキャストの方は特に確認もなく通してくれたのですが、
最終的に入場直前でチケット確認があり、
ここで初めて自分が違うゲートから入ろうとしていたことに気付きました。

その後、リーダー的なキャストの方がとても丁寧に一般入口まで案内してくださり、
無事に入場できました。結果的に少し遠回りしましたが、対応は親切でした。




また、パーク内で無料・有料の写真撮影スポットの案内が分かりづらいと感じ、
キャストの方に質問したところ、「詳しくは担当に聞いてほしい」と案内されました。

ディズニーリゾートでは、誰に聞いてもその場で解決策が出てくることが多い印象があったため、
USJの対応が少し対照的に映りました(あくまで私個人の感想です)。




さらに、他の場所でも「分からないことは知っている人に即バトンタッチ」や
「説明の前置きが長め」な場面が目立ち、
良くも悪くも「大らかさ」を感じました。




USJの「なんでもあり」の多様な雰囲気とつながっているように思いますが、
やはり案内やオペレーションの面では今後さらに細やかさが加わると、
多国籍なゲストにもより安心して楽しんでもらえるのではと感じました。

ちなみに、今年も海外からの訪日観光客が急増しています。

USJは“世界最高のエンターテインメントを集めたセレクトショップ”というコンセプトだからこそ、
言語・文化を問わずゲストが迷わず快適に楽しめる案内や接客がますます求められる時代です。

こうしたグローバルなパークで働くキャストの皆さんの努力を間近で感じつつ、
「さらに進化していくUSJ」への期待も膨らみました。

パークならではの元気や、各国ゲストが入り交じるエネルギーは本当に唯一無二。

改めて、「なんでもあり」を“最高の感動”につなげていく場所であってほしいと願っています。


つづく?




李英門


#181 USJ訪問記その2


“20年ぶり?”

とふと感慨にふけりながら、久しぶりに「ウォーターワールド」へ足を運びました。

数々のアトラクションが時代の移り変わりとともに変化して行く中、
ウォーターワールドは変わらぬ姿でした。

キャストや設備はきっと時々リニューアルされているはずですが、
あの熱気あふれるストーリーは20年前と同じまま。

会場は超満席!


特に前列は大量の水しぶきでびしょ濡れになるのも健在で、
「なんでもあり」
USJらしさが炸裂していました(笑)。

むしろ今は以前よりさらに「悪ノリ」感がアップしたかも?

水上バイクの妙技、高所からの豪快なダイブ、炎の熱さまで、すべてが昔の記憶に重なります。

それだけに、一層感動もひとしおでした。





次に向かったのは、話題の「スーパー・ニンテンドー・ワールド(SUPER NINTENDO WORLD)」。

ここは事前予約が必須なので、計画的な来園が大切です。

※ちなみに、ウォーターワールドは入場前の待ち時間にもぴったりのスポット!


あのトンネルを抜けると!


入場整理券の順でエリアに入ると、まるでゲームの世界そのものが広がり、
目の前が一気に色鮮やかになります。

トンネルを抜けると圧巻の景色が広がり、
コミカルに動くキャラクターや仕掛けが至る所に散りばめられています。

そしてゲスト自身もキャラクターの一人になれます!



アトラクション「マリオカートクッパの挑戦状~」にも何とか乗ることができ、
マリオカート好きの次男に聞くと「世界観がそのまま!」と絶賛。

超リアル!
クッパの歌が聞こえてきそう。。♩ピーチ、ピーチ、ピーチピーチピーチ!

任天堂の世界観が、見事に現実空間として再現されていると感じました。

このエリアだけでも一日中過ごせそうだと、
訪れた多くの方が思っているのではないでしょうか。


マリオカートを終えると、すっかり空が暗くなってた

ユニバが創り出す非日常空間は、まさにインバウンド観光客にも魅力満点。

海外からの来園者も多く、英語や中国語、韓国語があちこちから聞こえてきます。

アジアや欧米からの旅行者が写真を撮る姿に、日本のテーマパークのグローバルな魅力を再認識しました。

続く。。。

李英門

#180 USJ訪問記 その1

この日はユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ行ってきました。

訪れるのは、なんと開園当時以来です。
以前は、通訳の売り込みでおじゃましたことがありましたが(笑)。

あれから時間も経ち、まるで初めて来たような新鮮な気持ちでした。

帰りに撮った画像です!


週末でもあり、ちょうど大阪万博が終わった直後ということもあって、
「きっと多いだろうな」と予想していましたが、やはり大混雑!
アトラクションは90分待ちが当たり前でした。

それでも飲食店は意外とスムーズで、ハンバーガーが特に美味しかったです。
気に入りすぎて、なんと1日で2回もいただきました!

美味しかったです!
魅力的なサーバー!中身は飲めません!


最初に向かったのは、「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」。

ディズニーシーの
「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」と似た「ライド型シミュレーション」。


3Dメガネは使いませんが、映像と動きの一体感がすごく、
酔いやすいと感じる方もいるかもしれません。

事前に知人からのアドバイスもありましたが、私は大丈夫。

映画の登場人物がそのまま隣に現れるようで、
まるで自分も物語の一部になった気分でした。おすすめです!

さて、話は変わりますが、
ユニバーサルスタジオジャパンに入場してすぐに、
雰囲気やゲストの服装、雰囲気から感じたことがありました。

「なんでもあり?」

きっとそう思った方も多いと思います。

ディズニーランドと比較をしたりなど。。。



ユニバーサル・スタジオ・ジャパンUSJ)のコンセプトは、
「世界最高のエンターテイメントを集めたセレクトショップ」。

開業当初は「映画の専門店」といった印象でしたが、
時を経て、今は映画・アニメ・ゲームなど
ジャンルを超えた“体験型エンタメ”が集まる場所に。

CMでもおなじみの「NO LIMIT!」というキャッチコピーの通り、
「限界のない感動と興奮」を通じて、
誰もが“超元気”になれるパークを目指しているそうです。


アラレちゃんのコスチュームを着たゲストにも遭遇!



「お客様に元気と感動を届けられるか」という採用基準が
この多彩な世界観につながっているのでしょう。

「なんでもあり」と感じるのは、
ユニバの“計算通り”のようですね。


続く。。。


李英門