インバウンド

EIMONの楽苦我記

李英門のビジネス活動の記録です。

#33 2025年4月訪日外客数が390万人突破!過去最高更新の背景を読み解く

日本政府観光局(JNTO)から発表された2025年4月の訪日外客統計を見て、正直驚きました。
なんと3,908,900人という数字が出たのです。
これは前年同月比28.5%増で、単月として過去最高を記録し、初めて390万人の大台を突破したことになります。

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日本政府観光局が運営している多言語コールセンター「Japan Visitor Hotline」は当社が受託しています。

🍾 記録更新の要因を探る

今回の記録更新には、いくつかの明確な要因があります。
まず、春の桜シーズンで前月に続き多くの市場で訪日需要が高まったことが挙げられます。
桜の季節は毎年インバウンド需要の大きな牽引役となりますが、今年は特にその効果が顕著に現れました。
また、アジアの一部市場や欧米豪市場では、イースター休暇に合わせて海外旅行需要が増加したことも大きな押し上げ要因となりました。
前年は3月下旬からだったイースター休暇が、今年は4月中旬からとなったタイミングの変化が、各国からの訪日客増加に寄与したのです。

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🌏 国・地域別の動向


カナダや英国など10市場で単月過去最高を更新し、韓国や中国、シンガポールなど11市場で4月として過去最高を記録しました。

特に、中国からの訪日客は765,100人(前年同月比43.4%増)で、福州~中部間の新規就航や北京~羽田間、上海~福岡間の航空便増便、清明節休暇の影響が大きく作用し、中国語が韓国語超え、トップに躍り出ました!

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🛍️ 消費面での好調さも継続

訪日客数の増加と並行して、インバウンド消費も好調を維持しています。
2024年の訪日外国人旅行消費額は8兆1,395億円で、前年比53.4%増、2019年比でも69.1%増という過去最高を記録しました。1人当たりの旅行支出も22.7万円に達し、これも過去最高水準です。

ただし、顧客の免税店運営会社とのミーティングでは前年比での伸びはそれほどではなかったそうです。(あくまでもヒアリングレベルですが)

2025年1-3月期のインバウンド消費動向調査によると、訪日外国人旅行消費額は2兆2,720億円で、2024年の同時期と比較して28.4%増加しているので、買い物以外で消費額が伸びていると言えますね。
この勢いが続けば、年間での消費額も大幅な更新が期待できそうです。


🔭 2025年の年間見通し

現在のペースを考慮すると、2025年の訪日客数は4,000万人を超すと予測されています。
これは政府が掲げる2030年の6,000万人という目標に向けた重要な通過点となりそうです。
観光庁の秡川長官も5月21日の定例会見で、今後の見通しについて前向きな発言をしており、4,500万人の大台突破も視野に入れているようです。

✏️ 今後の課題と展望

一方で、急激な訪日客増加は新たな課題も浮き彫りにしています。
第4次観光立国推進基本計画では「持続可能な観光」「消費額拡大」「地方誘客促進」の3つの柱が示されており、単純な数の増加だけでなく、質的な向上が求められています。

特に注目すべきは「セカンドシティ観光」の拡大です。

東京や京都などの主要都市から離れた地方都市への誘客が増えており、オーバーツーリズムの解決策としても期待されています。

私自身もこちらの大きな関心があります。

💡 まとめ

2025年4月の訪日外客統計は、日本のインバウンド市場の力強い回復と成長を示す象徴的な数字となりました。
今後は数量的な拡大だけでなく、持続可能で地域に根ざした観光の実現が重要になってきそうです。

2030年の6,000万人目標に向けて、何ができるのか考えていきたいと思います!

目標に向かって!


株式会社インジェスター 李英門