インバウンド

EIMONの楽苦我記

李英門のビジネス活動の記録です。

#37 懐かしい「仲間」に再会 〜成田空港周辺で見つけた風景とインバウンドの今〜

この日は成田空港周辺施設を下見する前に、少し足を伸ばして「空の駅」に立ち寄ってみました。


空の駅 風和里しばやま

ここは道の駅ならぬ“空の駅”と呼ばれるスポットで、離陸したばかりの飛行機を目と鼻の先で見られる人気のビュースポットです。

離陸直後の飛行機 @空の駅
すでにスイカがズラリ!!!

到着するとランチビュッフェのレストランは満席でした。


諦めて移動しようとしたそのとき、道を挟んだ公園で懐かしい姿を見つけたのです!


シャトル! 懐かしい!

かつて成田空港ターミナル2本館とサテライトを結んでいた“シャトル”でした。
観た瞬間20年前、店舗ラウンドで何度も乗ったあの乗り物だとすぐにわかりました。

このシャトルは、両端の駅を同時に発着し、中腹でふたつの車両がすれ違う仕組みで動いていました。
レールではなく空気の圧力で車両を持ち上げるユニークなシステムは、当時の先端技術を感じさせ、乗るたびにワクワクしたものです。

シャトル ロゴの劣化具合が時代を感じる


短い距離とはいえ、本館からサテライトへの移動には意外と時間がかかり、特に満員のときは乗車を見送った記憶もあります。
2013年9月の運行終了後は徒歩通路とカフェ、休憩スペースが整備され、単なる移動路以上の空間に生まれ変わりました。


シャトル 「シャトルシステム LAST RUN 2013.9.26」


久しぶりに間近で見るその大きさと質実剛健な造形に驚きつつ、引退後もここに残されていたことに感慨を覚えました。
きっと当時を知る同僚や仲間たちも同じように懐かしさを感じるはずです。







シャトルの背後にはバーベキュー場もあり、いつかこの場所で仲間と集い、あの頃を語りながら空を見上げてみたいと思いました。



シャトル 向かい合わせ




ここ数年、成田空港を利用する訪日外国人の数は急速に回復・増加しています。
2024年には日本全体の訪日客数が3,686万9,900人と過去最多を更新し、円安の追い風もあって外国人旅行者の熱気が高まっています。

こうしたインバウンド需要を背景に、成田空港敷地内では乗り継ぎ客向けに日本文化体験ツアーを無料で案内する「Narita Airport Transit & Stay Program」など、多彩なサービスが展開されています。
オリガミ折り紙や着物着付け、甲冑着装体験などを通じて、日本の伝統文化に触れてもらう試みは、乗り継ぎ時間を有意義に過ごすだけでなく、旅行者の思い出づくりにも一役買っています。




成田空港周辺には、空港利用者だけでなく近隣住民や観光客にも親しまれているスポットが点在します。
なかでもAEON MALL NaritaはTripAdvisorで成田市内の観光スポットランキング1位に輝くほどの人気を誇ります。

到着後すぐに食事やショッピングを楽しみたい外国人にはうってつけの施設で、和洋折衷のフードコート、土産物店が充実しています。

館内では日本の最新ファッションや家電製品に触れられるほか、ゆったりと過ごせるラウンジスペースもあり、快適に過ごすことができます。
ユーザー評価の高さからも、多国語対応やバリアフリー設備が行き届いていることが伺えます。



歴史と文化に触れたい旅行者には「成田山新勝寺(Naritasan Shinsho-ji)」が外せません。

1,000年以上の歴史を誇るこの寺院は、年中無休で多くの参拝客を迎え入れています。
私もお正月には必ず家族と初詣にいきます。

成田山新勝寺の模型を見ましたら、いつも参拝する本堂に裏にもお堂があるのですね。
初めて知りました。

成田山新勝寺の模型 (千葉県立博物館)

また、空港周辺の文化体験としては、成田カルチャーセンターで行われる日本文化講座や、空港ターミナル内での折り紙体験・着物着付けなど、多彩なプログラムが催されています。
こうした取り組みは、単なるトランジット利用に留まらず、旅程に“体験”を加えることで訪日客の満足度を高め、インバウンド消費を押し上げる一翼を担っています。

さらに、2024年1年間の成田空港国際線利用客数は3980万7,651人に達し、うち外国人旅客数は2179万3,034人と初めて2,000万人を突破しました。

円安の進行により訪日客の日本旅行が一層“お得”になったことが大きな要因とされています。
これからも成田空港周辺は、航空ハブ空港としての機能だけでなく、地域全体でインバウンドを支える重要拠点として注目され続けるでしょう。

思いがけず出会った懐かしいシャトルバスから始まった今日の散策は、かつての記憶を呼び起こす貴重なひとときでした。
成田空港周辺にはまだまだ発見しきれない魅力が無数に眠っています。
空港での仕事帰りに、また足を運んでみたいと思います。

大好きな成田空港

株式会社インジェスター 李英門