随分前のことですが、優秀な社員が退職しました。

それは、いつかは起こり得ることだと頭では分かっていましたが、実際にその日が来ると、やはりとても辛かったです。
これまで経験した中でも、特に心に残る出来事だったかもしれません。
退職の理由を知っているだけに、どうしてあげることもできず、ただ静かに見送るしかありませんでした。
きっと本人も相当悩んだのでしょう。
長い時間、悶々とした表情を見せていたのを、私は知っていますし、見ていました。
その人は私に遠慮なく文句を言ってくるタイプで、時には対応に困ることもありましたが、その分、分かりやすくて信頼できる人でした。
私が困っているときは、何も言わずとも全力で助けてくれました。
言葉にしなくても、私のことを気にかけてくれる、そんな存在でした。
私は果たして、同じようにできていたのだろうか。
いや、できていなかったと思います。間違いありません。
その後、他の社員に対してはできているのか。
やろうとはしていますが、まだまだ道半ばです。
自分ではその人に「道を作ってあげたつもり」でしたが、それは大きな勘違いでした。
道は誰かに作ってもらうものではなく、自分で切り拓くもの。
人から与えられた道を、心から気持ちよく進める人はいないでしょうし、あの人もきっとそういうタイプではありません。
もし、いつか再会できたなら、聞いてみたいことがあります。
「転職してよかった?」
きっと、こう答えるでしょう。
「はい、今がとても良いです」
自ら選んだ道だからこそ、そう言えるのだと思います。
私も今、自分で選んだ道を歩んでいます。
ある歌がふと心に浮かびました。
🎵
過去に留まって現在(いま)をおざなりにして
生きていくなんて愚か者の愚行
🎵
さて、進もう。

🌍 インバウンドの視点を添えて
最近では、社員の多様化やグローバル化が進み、インバウンド関連のビジネスも活発です。
私たちの会社にも、さまざまな価値観やバックグラウンドを持つ人が集まるようになりました。
スタッフ一人ひとりの個性や力が発揮しています。
人が集まり、別れ、また新たな道を歩む。
その繰り返しの中で、私たち自身も成長していくのだと感じます。
これからも、色々な人と出会い、学びながら、前を向いて進んでいきたいと思います。

株式会社インジェスター 李英門