最近は小湊鐵道を利用する機会が増え、乗車するたびに新鮮な発見があります。
この日も正午の1両編成の列車に乗りました。
座席はほぼ満席で、乗客層も多彩。
東南アジア系のご家族や、若い女性グループの姿も目立ちました。
それぞれの車内での過ごし方が興味深く、車窓を眺めながらおにぎりを味わう方、景色を夢中になって撮影する方、リズミカルな揺れに身を委ねて居眠りを楽しむ方など、本当にさまざまです。
特に印象的だったのは、座席上の網棚にカメラを固定して上から自身を撮影していた人。
その発想の自由さに思わず感心しました。

もし車両のあちこちに撮影アームが設置されて、いろいろな角度から記録できたら、もっと面白い体験ができそうですね。
また、この日は「飯給(いたぶ)」駅で外国人家族が下車する場面に遭遇しました。
てっきり養老渓谷駅まで乗るのかと思っていたので、少し驚きました。
飯給駅は神秘的な写真が撮れるスポットとして注目されており、SNSをきっかけに訪れる外国人観光客も増えています。

小湊鐵道は、特に四季折々の風景やレトロな駅舎が外国人や鉄道ファンに高く評価されており、五井駅発着で房総里山や養老渓谷、市原ぞうの国など多彩な観光地へのアクセス拠点となっています。
2025年5月は訪日外国人旅行者数が369万人を突破し、過去最高を記録したことも、小湊鐵道沿線で外国語を耳にする機会が増えた一因といえそうです。
地域でも“受け入れ”の機運が高まっており、私もボランティアで養老渓谷のまちおこしやインバウンド向け企画に参加しています。9月から毎月イベントも予定していますので、今後ブログでご紹介していきます。
この日は、大久保の里山見学へ。
青々と広がる田園、遠くに広がる山並み、緩やかな川の流れ。
どこを切り取っても絵になる景色に心が洗われました。


最近は若い方が移住して山荘経営を始めたり、荒れた田んぼを耕して里山を守るなど新しい動きも生まれています。
地域資源を守る人の話を聞けたのも貴重な体験です。
また季節を変えて訪れたいと思わせてくれました。
ちなみに、この日の帰り道はちょっとしたハプニングも。
帰りの小湊鐵道車内で冷房が故障し、保冷パックが配られる珍しいサービス?付き。



窓全開で走る車内に流れ込む風もちょうどよく、
またほどよい揺れが心地よく、ぐっすり眠ることができました。
やはりこの鉄道の旅は何度でも味わいたくなります。
旅のひととき、その発見や出会いがまた次の乗車の楽しみを増やしてくれる。
そんな風に感じる小湊鐵道の日常です。

株式会社インジェスター 李英門