先日、インバウンド勉強会で講師の先生から佐原ニッポニアについて伺う機会があり、
せっかく成田空港まで行ったので、その足で佐原ニッポニアを見学してきました。

空港から下道でおよそ30分。
驚くほど景色が一変し、江戸時代の情緒を色濃く残す街並みに心が躍ります。
ここ佐原は、伊能忠敬のゆかりの地としても有名ですね。


全体の雰囲気は、どこか倉敷の美観地区にも似ています。




映画のセットかと見紛うほど、歴史を肌で感じられる街並みです。
まずは元酒蔵を改装したフロント棟へ。

私は見学のみでしたが、駐車場のご案内から丁寧な対応まで、心温まるおもてなしに感謝の気持ちでいっぱいです。
夕方だったこともあり、これからチェックインされるご家族もいらっしゃいました。
太い柱と高い天井、酒蔵ならではの重厚な空間。
本物の日本の建築美に出会えます。
ニッポニアの特徴は、「町全体がホテル」という分散型の仕掛け。
フロントは酒蔵、その後、町中に点在する宿泊棟へのチェックイン、というスタイル。
ゲストが自然と町あるきを楽しめる設計に、地域への愛情と工夫を感じました。
ハウステンボスに近い発想ですね。

小野川沿いには古民家が立ち並び、柳の木々が川面をそっと包みこみます。

ふと空を見上げると、飛行機が行き交っているのも不思議な光景。
そのコントラストに、「自分はいま何時代にいるんだろう?」と時空を超えたような感覚になります。
滞在時間は短かったものの、お店に入らずとも無料で座れる涼やかな休憩所が設けられていて、観光客への心配りを感じます。

まだインバウンド(訪日外国人)の姿は全体の1割程度。
しかし、佐原の歴史的な町並みや伝統文化、“日本らしさ”が色濃く残る空間は、間違いなく今後さらに多くの海外旅行者を引き寄せるポテンシャルを秘めています。
実際、築100年を超える町屋や蔵を活用した分散型ホテルの仕組み、英語ガイド動画の配信、
Wi-Fi環境の整備、香取神宮や伊能忠敬記念館など近隣観光地との連携など、
地域ぐるみでインバウンド対応を推進しているそうです。




養老渓谷で地域おこしに関わる身としても、佐原のモデルから多くを学び、いつか何か共同で仕掛けられたら…
と強く感じました。
最後に、快く見学を受け入れてくださり、心のこもったご案内をしてくださったニッポニアフロントの皆さまに、改めて感謝申し上げます!!
株式会社インジェスター 李英門