インバウンド

EIMONの楽苦我記

李英門のビジネス活動の記録です。

#110 温かいコーヒーからの新たな始まり

yanakaコーヒーをいただきました。

おしゃれな入れ物に入ったドリップバッグ。
少し特別感があります。

実は私は20代の中頃まで、コーヒーが苦手でした。

飲むとすぐにお腹が痛くなってしまい、体が受けつけなかったのです。
刺激が強すぎたのだと思います。

そんな自分が、ひょんなきっかけでコーヒーを飲むようになりました。

当時、就職した会社が倒産し、行き場を失っていた頃。

自宅から自転車で10分ほどのスーパーでアルバイトを始めました。

学生の頃もスーパーマーケットで働いた経験があったので、生活を立て直すために飛び込みました。

面接をしてくださったのは、そのスーパーの専務。
確か、社長夫人でもありました。

緊張しましたが快く受け入れてくださり、本当にありがたかったです。

そこにはひとつのルーティーンがありました。

夕方の繁忙時間に入る前の少しの休憩時間。

店の裏で皆と雑談していると、リーダーがいつも缶コーヒーを自腹で買ってきて、その場にいる全員に配ってくれるのです。

「夕方も頑張ろうね!」と。

私はコーヒーが苦手だったのですが、その気持ちがうれしくて断ることができず、毎回いただいていました。

時には飲んだ直後にトイレに駆け込むこともありましたが、それでも断ろうとは思いませんでした。

冬場だったので、手渡されるのは温かい缶コーヒー。
しかも甘めのもの。

その温かさと気遣いは、今も忘れられません。
リーダーのお顔もはっきりと覚えてます!



あれから20年以上が過ぎ、今では休日に妻とコーヒーを飲みに行ったり、仕事の合間にコーヒーを飲むのが日常になりました。

息子は珈琲店でアルバイトをしています。(あまり関係ない話ですが)

思えば、あの時アルバイト先で缶コーヒーを受け取り続けていなかったら、今でもコーヒーが飲めなかったかもしれません。

yanakaコーヒーをいただいた時に、そんな懐かしい記憶がよみがえりました。

あの時があったから今がある。

結局、人生はその積み重ねなのだと改めて思います。

テヅ、ありがとうね!

李英門