JNTOによる2025年8月の訪日外客数が発表され、日本の観光業にとって大きな転機となりました。

8月として初めて訪日外国人旅行者が300万人を突破し、前年同月比でも16.9%増の3,428,000人という過去最高を記録しています。
各国別では、中国が約102万人と前年比36.5%増で際立つ伸びを見せており、韓国や台湾、欧米豪、中東でも軒並み高い増加率となりました。
観光市場復調の実感
この数年で訪日インバウンド市場の状況は大きく変化し、コロナ禍を境に多くの企業やサービスが新たな形へとシフトしました。
六本木ヒルズの現場でも、かつてインバウンド業務を牽引していたマンパワー型の通訳・接客派遣が必要とされなくなり、今では無人カウンターや多言語案内システムが主流となっています。
私の会社としてスタッフを送り出したあの日々を思い出しながら、改めて現代のインバウンド需要のダイナミズムを肌で感じました。
2025年8月の注目ポイント
いま訪日需要の回復に伴い、東アジアでは中国本土・台湾・韓国からの旅行者が大幅に増加しています。
中国は新規就航やクルーズ船の寄港などで数字を押し上げ、スクールホリデーや航空座席数の増加も効果的に機能しました。
欧米豪地域や中東からの訪日数も過去最高を更新しており、円安傾向やフライト便数の増加などが需要を支えています。
9月は世界陸上効果でさらに伸びる可能性がありますね。

変化するサービスの在り方
インバウンドビジネスが再び活性化しはじめた今、現場の対応は「多言語での案内」「無人運営」「効率重視」にシフトしていることは明確です。
しかし、「人」が介在することで生まれる価値や信頼は、数字だけでは計れないものだと感じます。
訪日外国人が集うスポットには、新たなサービスや人の温もりが必要とされるはずです。
未来へのメッセージ
こうした統計や現場の変化を目の当たりにしながら、自分自身がチャンスを生み出し、もう一度六本木ヒルズや日本各地で外国人観光客にお役立ちできるサービスの提供を目指したいという思いが強まりました。
これまでの経験とご縁に感謝しながら、変化の波とともに一歩ずつ前進していく決意です。

株式会社インジェスター 李英門