人材・通訳会社を営んでいると、日々たくさんの方と面接を重ねることになります。
正確に数えたことはありませんが、私自身これまでにおそらく2,500人以上の方と面接してきたと思います。
忘れがたい経験がひとつあります。
それは、空港事業を立ち上げた翌年、約50名ものスタッフが必要になった時のことです。
新しく始めた空港免税店での通訳販売スタッフ派遣事業が、この案件をきっかけに今では当社の主力事業として根付いています。
当時は休日返上で面接を行い、オンライン面接などできる時代ではありませんでした。
応募者の方に会社や空港へ実際に足を運んでもらったものです。

毎日のように面接をし、採用決定後は空港側へのプロフィール提出、初日の受け入れ、現場配属。
その合間にも次の新人面接…
このサイクルが延々と続いていました。
今でも強く印象に残っているのは、
「初日に来ない」ケースです。
頻度は高くありませんが、精神的なダメージはとても大きく、決して忘れられません。
例えば、初日のアテンド。
8時半集合なら社員は30分から1時間前に空港入りし、準備万端で待機しています。
ある日、私も早めに事務所に入りコーヒー片手にメールを開くと、
「やっぱり語学留学の夢を諦められないので、これから韓国に行きます」
と一言だけのメッセージ。

驚きと同時に言葉を失い、その後いくら返信をしても返事はありません。
急いで店舗に謝罪し、可能な限り私が現場に代わって入り何とか事なきを得ました。
以降、
「今日は本当にちゃんと来るのだろうか」と、初日は毎回ドキドキしたものです。
「どうにか面接時点でこうしたことが分かればいいのに…」。
そう強く感じた瞬間でもありました。
そして本日、そんな悩みを解消してくれるかもしれない最新技術を持つ企業を訪問してきました。
このレポートはまた改めてご報告したいと思います。
株式会社インジェスター 李英門