スポーツのお仕事の醍醐味は、まさに“現場”に宿ると改めて実感しています。
私が今の会社に入社し、初めてスポーツイベントの現場を経験したのは、東アジアサッカー選手権(現在のEAFF)でした。
記者会見場に入った時、メディアゾーンに初めて足を踏み入れた瞬間、そしてピッチに入った事。
一つ一つが鮮烈な記憶となって残っています。
確かその大会では韓国が優勝しました。
韓国代表チームのリエゾンを担当していた後輩に頼んで、ロッカールームにサッカーボールを置いてもらい、優勝の気分そのままに選手全員がサインを書いてくれました。
思えば職権をほんの少し濫用したエピソードですが、今でもあの貴重なボールは自宅で大切にしています。
その後は、野球のKONAMIカップアジアシリーズ2005~2008、
ワールドベースボールクラシック2006、2009、2013、2017、2023、
さらにはMLB開幕戦(マリナーズ2019、ドジャース 2025)など、オフィシャル通訳会社の責任者として数々の現場で多くの経験を積むことができました。
ひとつ一つがかけがえのない体験で、本当に感謝の気持ちしかありません。
これら国際スポーツイベントが、インバウンド観光や地域経済にも少なからず影響を与えていることを考えると、仕事のやりがいもさらに増してきます。
多国籍の観客やスタッフが集い、文化や言語の壁を超えて交流する“生きた現場” その空気を肌で感じるたびに、日本に来た訪日観光客たちがスポーツを通じて地域に新しい彩りや活力をもたらしていることも強く実感できました。
今年は新たにバスケットボールの現場も経験し、そしていよいよ明日、テニスジャパンオープン2025の会場に赴く予定です。
新たなスポーツ現場に立てる幸せ、感動、そしてどんな出会いがあるか。
今から楽しみでなりません。
新しいイベントのたびに、スポーツの現場で息づく瞬間を全力で味わい、大切な思い出として紡いでいきたいと思います。

株式会社インジェスター 李英門