年に2度、当社では社員面談とフィードバックを行っています。
フィードバックは、社員自身の自己評価をもとに、経営陣とセクション担当が評価・査定を行い、その結果に基づいてPSP(プロフィットシェアプラン)の金額を決定します。
同時に、下期の目標達成に向けて、個々に合わせたアドバイスも伝えます。
昨日は、その対応で一日が過ぎました。
前日まで資料を整えながら、それぞれにどんなことを伝えるべきかを考えます。
社員一人ひとりが前向きに取り組めるようにしたい一方で、中には厳しい評価になるケースもあります。
こうした対応を私が対応するようになり、かれこれ15年ほど経ちます。
振り返れば、かつては面談の場が荒れることもありました。
「なぜこんなに評価が低いのですか?」
「もっと具体的に改善点を教えてください」
と、率直に意見を受けることも多かったものです。
今では、そうした直接的な反応はだいぶ減ったように感じます。
それが「納得感」からなのか、それとも経営陣との距離、あるいは“諦め”のような感情なのか──。
いずれにしても、同じ環境に長く留まり続けることは良くありません。
部門間での異動や新しい挑戦によって、組織内の循環が生まれるべきですが、現状ではまだ十分に機能していないのかもしれません。
そんな中でも、昨日は2名の社員が
「下期に会社が期待するパフォーマンスについて、アドバイスをください」
と話してくれました。
その言葉の中には、さまざまなメッセージが込められています。
また、普段あまり話さない社員が、自分の内面を語るようなコメントをくれたことも印象的でした。
私が常に心がけているのは、言葉の表面だけに反応せず、その本質を掴み取ること。
そして、自分なりに解釈し、会社としてどう実行に移すかを考えることです。
話が上手な人もいますし、
感情的に揺れることもありますが、
経営者として大切なのは、ブレない姿勢で受け止め、
行動に繋げる強さだと思います。
もちろん、アドバイスをするたびに
「自分はどうなのか?」
と自問自答します。
それはまるで、子供を叱る親の気持ちに似ています。
ただ、それを気にして何も言わなくなるのでは意味がありません。
だからこそ、必要なことは伝えるようにしています。

情報の“切り取り”が当たり前の時代ですが、
普段のコミュニケーションの質が深ければ、
誤解されることも少ないはずです。
大切なのは、日々の積み重ね。
凡事徹底。
株式会社インジェスター
李英門