インバウンド

EIMONの楽苦我記

李英門のビジネス活動の記録です。

#203 🚄 新幹線と車内マナーと、ほんの少しのいい話

新幹線に乗ってみると、最近は本当に外国人のお客さんが増えたと感じます。

ざっと見たところ、乗客の3割ほどが外国人観光客のようでした。

私が乗り込んだ16号車では半分ほどがそうで、
どうやらビジネス団体ツアーのよう。

会話は英語が中心で、通路を挟んで楽しそうにおしゃべりしていました。

心がほっと和むひとときの中で、ふと考えたのは新幹線でのマナーのこと。

席を倒す前に「シートを倒してもよいですか?」と一言添える。

たったそれだけのことですが、相手への思いやりが伝わりますね。

決まったルールではありませんが、この「一言」が小さな優しさのように感じます。

私の後ろにはその外国人ツアーの方々が座っていたので、
声かけると少し不思議そうな顔でこちらを見ていましたが、
いつも通り一声かけてシートを倒しました。

すると数分後、今度は前の女性から「倒しても良いですか?」と声をかけられ、
「どうぞ」と返すと、自然なやりとりが生まれました。

その少し後、60代くらいの男性がチケットを片手に座席番号を見比べながら現れ、
私の前の席に座る女性に、
「席はこちらで合っていますか?」と尋ねました。

D・E席の2シート。

よくあるシーンです。

私も以前、一つ早い新幹線に乗ってしまった経験があるので、
思わず心の中で頷いてしまいました。

女性の方が自分のチケットを見返すと、
なんと座席を間違えていたのはその女性の方。

正しくは男性が窓側(E席)でした。

この日は快晴で、E席といえば富士山がきれいに見える“特等席”。

おそらく男性も「車窓から富士見」を楽しみに予約していたのでしょう。

それでも彼は穏やかにこう言いました。

「そのままで大丈夫ですよ。私は通路側に座ります。」

その紳士的な一言に、周りの空気までも柔らかくなるようでした。

ベージュのオーバーオールに茶色の革ジャン。

背が高くて、俳優さんみたいだなぁと感じるほど。

日本の旅の美しさは、こうした優しさにも宿っているのかもしれません。

良いことをすれば、きっと自分に返ってくる。
その逆も然り。

今、新幹線の利用者の約3割が訪日客とも言われています(JR東日本調べ)。

春から秋にかけては特にアジア圏からの観光ツアーが多く、
「富士山が車窓から見えるE席」は人気の撮影スポットにもなっているそうです。

こうした旅の中で、日本のマナーや人の温かさを知ってもらえることが、インバウンドの魅力のひとつですね。

今日も、誰かの優しさに出会える一日になりますように。

車内でパチリ!富士山は本当に綺麗な山

株式会社インジェスター 李英門