私が広報を担当している「中房総ゴールデンスパイクライン実行委員会」では、
養老渓谷から高滝まで続く加茂地区の発展を願い、日々活動を続けています。
農産物の栽培、観光名所の発掘、地域の方たちとの交流に取り組みながら、
「ここに住んでみたい」
「また来たい」
と感じてもらえるようなコンテンツづくりを進めています。
🌱幻の漬け菜「加茂菜」とは
加茂菜は、千葉県市原市加茂地区だけで栽培される希少な漬け菜で、「幻の野菜」とも呼ばれています。
京都・賀茂川周辺に自生していた菜の種が大正期にこの地にもたらされ、
地名「加茂」から「加茂菜」と名付けられたと伝えられています。

🛣️旬と栽培のストーリー
加茂菜の収穫時期は2月中旬から3月中旬ごろまでの約1か月間で、
冬の終わりから早春にかけてだけ出会える味わいです。
種まきは11月頃に行われ、寒さに耐えながら育った菜が早春に収穫適期を迎えるため、
この短い収穫期と栽培地域の限定性が「幻」と呼ばれる理由になっています。
🍚基本の「加茂菜漬け」の食べ方
一番の定番は、塩だけでシンプルに漬けた「加茂菜漬け」を細かく刻んでいただく食べ方です。
5mmほどに刻んだ加茂菜漬けに、かつお節をたっぷり乗せ、
醤油やだし醤油をさっと回しかけると、シャキシャキ感とほどよい酸味が引き立ち、
ご飯のお供やお茶請け、お酒のあてにもぴったりです。

🧑🧑🧒家庭で楽しむアレンジ例
加茂菜は、小松菜や野沢菜よりもクセが少なくやわらかいと言われており、家庭料理への応用もしやすい野菜です。
漬物だけでなく、間引き菜やとう立ち前の柔らかい部分は味噌汁やスープの具、
炒め物、和え物などにしてもおいしくいただけます。
🍳簡単おかずアレンジ
加茂菜漬けチャーハン 軽く水気を絞った加茂菜漬けを刻み、卵と一緒に炒めてチャーハンにすると、塩味と香りが全体に馴染んで手軽な一皿になります。
加茂菜漬けの卵焼き 刻んだ加茂菜漬けを卵液に加えて焼くだけで、彩りがよく、朝食やお弁当にも使える一品になります。
🍚🍝ご飯や麺との相性
おにぎり・混ぜご飯 加茂菜漬けを刻んでご飯に混ぜ、おかかや白ごまを加えると、冷めてもおいしい混ぜご飯やおにぎりになります。
和風パスタ オリーブオイルとニンニクで加茂菜漬けを軽く炒め、ゆでたパスタと和えると、塩味の効いた和風ペペロンチーノ風になります。
うどん・そばの薬味 温かいうどんやそばに、刻んだ加茂菜漬けをトッピングすると、だしと加茂菜の酸味・塩味がよく合い、体が温まる一杯になります。
🌍インバウンドと加茂菜の可能性
養老渓谷は四季を通じて多くの観光客が訪れるエリアで、
近年はリピーターの比率も高く、若い世代の来訪を増やすことが地域の課題とされています。
コロナ禍を経て千葉県全体の観光客数は回復傾向にあり、
自然や温泉、ローカルフードを楽しむ「体験型」の旅行ニーズが国内外で高まっています。
インバウンドの観光客から見ると、現地でしか手に入らない伝統野菜や漬物は、
旅の思い出になる「食体験」としてとても魅力的です。
養老渓谷のハイキングや温泉、高滝湖エリアの観光と組み合わせて、
「加茂菜漬けづくり体験」や「加茂菜を使った郷土料理ランチ」などを用意すれば、
リピーターづくりにもつながるコンテンツになり得ます。

😊皆さんのアイディアも募集😊
現在、実行委員会のメンバー内でも、
「加茂菜をもっと楽しんでもらうには、どんなアレンジが良いだろう?」
と、日々アイディアを出し合っています。
もし「こんな食べ方が合いそう」「インバウンド向けにこんな体験メニューはどうか」など、
良いアイディアがあれば、お気軽にコメント欄で教えていただけると嬉しいです。
加茂地区の風景とともに、冬から早春だけの「加茂菜」の味わいを、たくさんの方と分かち合えますように。

李英門