そんなスタートを切った方も、多いのではないでしょうか。
当社でも例に漏れず、朝礼に始まり、社内会議が続き、
お客様とも新年のご挨拶を兼ねて電話やオンラインでお話ししました。
そのたびに、決まってこう伝えます。
「明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします!」
一言一言に気持ちを込めてお伝えすると、
背筋がすっと伸びて、心が入れ替わるような感覚になります。
ただ、その直後に続くのが、 「早速ですが、〇〇の件ですが……」という本題。
これがどうにも、昔からあまり好きになれません。
せっかくの新年のご挨拶が、次の瞬間には仕事の用件に“上書き”されてしまうような、
そんなもったいなさを覚えてしまうのです。
本当は、挨拶だけで電話を切る日があってもいい。
「今日は、ただ新年のご挨拶だけをお伝えしたくてお電話しました。」
そう言い切れる自分でありたいと、密かに思っています。
挨拶が主役で、本題がおまけ。
そんな関係性があっても良いのではないでしょうか。
ところが現実には、どうしても「本題」が主役に躍り出てしまい、
挨拶が“儀式的な前置き”になってしまう場面が多い。
そのたびに、少しだけ複雑な気持ちになります。
表情にも出ているようで。。。
だからこそ、今週は意識して、挨拶の時間を大切に過ごしてみようと思います。
言葉を急がず、相手の声の調子や間合いを感じながら、
「お元気でしたか?」
「今年もどうぞよろしくお願いいたします。」
そのやりとり自体を、しっかり味わう一週間にしたいのです。
「挨拶だけを、もっと大事にしたい」
そんなささやかな願いが、少しでも伝わっていたら嬉しいです。


李英門