先日の「加茂菜(かもな)」イベントでいただいた貴重な加茂菜を使って、
人生初のキムチ作りに挑戦してみました。

といっても、実際に腕を振るったのは実家のオモニ(母)です。
まさか西宮に住む母に「千葉の加茂菜でキムチを漬けてほしい」
と頼む日が来るとは思いませんでした。
母にお願いし、届くのを待つ……
この一連の流れそのものが、私にとって非常に楽しい時間となりました。
伝統の隠し味「チョッ」の深み
キムチ作りは、決して単純な作業ではありません。
と、初めて知りました。
そこには家庭ごとに代々伝わる知恵と工夫が詰まっています。
今回、母がこだわってくれたのは「チョッ(またはチョッカル)」という韓国伝統の調味料です。
チョッとは魚介類を塩漬けにして発酵させた「塩辛」のことで、
キムチに独特の旨味(アミノ酸)やコクを与え、
乳酸菌の発酵を助ける重要な役割を担います 。
母はこの作り方をお姉さんから教わったそうで、
まさに我が家秘伝の味と言えます。

加茂菜とヤンニョムの意外な相性
早速、届いたばかりの「加茂菜キムチ」を試食してみました。
一口食べて驚いたのは、
その食感です。
葉の部分は弾力があり、加茂菜特有のしっかりとした風味が活きています。
一方で茎の部分はシャキシャキとした歯ごたえが心地よく、
箸が止まらなくなる感覚です。

私は料理評論家ではありませんが、
キムチのヤンニョム(合わせ調味料)と、
前述したチョッの深いコクが、
加茂菜特有のピリッとした辛味や「ぬめり(のろみ)」と見事に調和していました 。
加茂地区以外ではほとんど栽培されていない
「幻の野菜」加茂菜が、
韓国の伝統と出会った瞬間です。🇯🇵🇰🇷

養老渓谷から世界へ
この自信作を、すぐに養老渓谷の仲間にもクール便で送りました。

養老渓谷は現在、
都心から一番近い秘境として、
多くの外国人観光客も訪れるインバウンドの注目スポットです 。
地域の特産品である加茂菜が、こうした新しい形で紹介されることで、
日本の方だけでなく海外からのお客様にも
「ここでしか味わえない食の体験」
として喜んでいただけるのではないかとワクワクしています 。
どんな感想が返ってくるか、
今から楽しみでなりません。
そして、
オモニありがとうね!
李英門