今の塾には本当にお世話になっています。
いくつも塾を試してきましたが、
今お世話になっている塾には、三人の子どもたちが通いました。
教室長の先生もとても優しくて、
優しすぎるくらいに子どもたちの「良いところ」だけを見つけようとしてくれます。
それでいいのかな?
と、こちらが心配になるほどです。
おかげさまで長男の大学受験も成功し、
卒業後は塾講師のアルバイトまでさせてもらっています。
次は次男の大学受験。
他の塾も見てみようと思い、
業界で一番知名度の高い塾に行ってみました。
校舎は立派なビルに入居していて、
最初に受付をしてくれたご担当者も若く、
一所懸命に対応してくれました。
こちらの希望もきちんと伝え、
体験授業にも参加し、契約をしようと塾を訪れました。
こちらが希望した時間がダメだったようで、
20時半に来てほしいと言われ、
その時間に向かいました。
遅れないように早めに出て、
近くのコインパーキングに自動車を止め、
15分前には塾に入りました。
20時半なので、早く着いたのは分かっています。
少し待てばいいと思っていましたが、
担当者が現れたのは、その時間を過ぎてからでした。
ところが、お詫びの言葉もなく着席し、
いきなり会話を始めました。
若い方なので仕方がないか…と
最初は思っていましたが、
話し方は基本タメ口。
それは子どもに対してだけでなく、親に対しても。
「最近の子は…」なんてレベルではありません。
子どもにフレンドリーに話す塾は他にもありますが、
そのレベルをはるかに超えていました。
親への対応も、返事は基本「うん」。
当社には外国籍の社員も多いのですが、
それでも日本語の返事は「はい」だと伝えています。
その担当者は、日本語ネイティブです。
「時代が変わったのか…」では済まされないレベルでした。
質問の内容自体は、子どもに感想を聞く類いのものでしたが、
「体験受講してみて、何コマ受ける?」
「受けたい授業は?」
「それを親と話した?」
「うちに来る目的は?」
親が目の前にいる状態で、
一体これは誰に対して、何の話をしているのかと、心底驚きました。
私たちは入塾する為にやってきて、
確認したいことはそれではない。
こちらが話す機会も与えす、
威圧感たっぷりに子供が困る質問をガンガンしてくる。
さすがに途中で、
「それを子どもに聞くのは、なぜですか?」
と質問しましたが、表情ひとつ変えずに一蹴されました。
間髪入れずに、またタメ口で質問が再開。
これが「業界最大手」のやり方なのか。
そのとき感じたのは、
親と子どもをどこか見下しているような態度。
「お前らは、うちの塾にすがりに来たんだろう」
「子どもに受けたい授業を言わせて、その場で親に決断させてやろう」
そういう意図すら透けて見えるようでした。
後で聞くと、
その場にいた次男も妻も、
同じことを感じていたそうです。
驚きました。
知名度も高く、
受験成功実績も(正直よく分かりませんが)「最大手」と言われる塾。
担当者によるところも大きいとは思いますが、
あまりにも衝撃的で、そして怖くて、
私たちは、その場を逃げるようにして立ち去りました。
二度と、あの場に足を踏み入れることはないと思います。
塾に通う目的は、受験対策です。
そして、プロとしてのアドバイスを受けるためです。
受験の知識がない子どもや親が、ある意味
「すがる思い」
でお願いをしてくる。
マウントを取らなくても、自然とそういう構図になるのです。
それを分かった上で仕事をしてもらいたい。
そして、丁寧に接してもらいたい。
そう強く思いました。
李 英門